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​動物介在教育について
 
    
私が子供の頃は、学校に小鳥やウサギがいました。キャベツや人参の端っこを持って行ってあげるのがとても楽しみでした。しかし、アレルギー、鳥インフルエンザ、休校時の飼育等の件で現在は殆どの小学校に動物はいません。学校教育の中で動物飼育、ふれあいは「心の教育」において大変効果的かつ重要なことだと考えています。
 実際にあった話ですが、家庭で飼っていた犬が死んでしまったとき、子供が発した言葉が「お父さん、電池交換して」だそうです。信じられませんが悲しい事実です。温もりや感情の無いぬいぐるみ、おもちゃしか知らない子供が増えているような気がします。動物の温かさは触れる事により初めて感じられ、体験なくしては学習できません。
 デジタル化が進み便利な世の中になりましたが、果してそれだけで良いのでしょうか?今の子供たちはテレビ、スマホゲームが遊び相手です。リセットボタンを押せば命が元通りになると思っている子もいるでしょう。空き地や畑で色々工夫して遊ぶこと、虫取り、魚釣りが常だった昔のような、自然の中でしかできない体験も必要なことではないでしょうか。
 動物と触れ合うことを通して、命の尊さ、弱者をいたわる心、相手を推し量る気持ち、世話をする責任感、死の悲しみや乗り越える力等を体験し学んで行くのです。健全な子供の心の成長において、動物とのふれあいは大切で必要なことだと思っています。
 また障害のあるお子さんにとっても有効で、言葉を持たない犬に読み聞かせをすることで、少しずつ言葉を発することができるようになったり、自立心が養われたり、またソーシャルスキルが高まったり等の効果も挙げられます。
 不登校児童も年々増加していますが、長引くコロナ禍で益々学校に行けない子供たちが増えているのではないでしょうか。

私たちはそんな児童のサポートも行っていきたいと思っています。
   


 
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