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動物介在活動について
日本に於ける「アニマルセラピー」の中で最も多いのが、動物介在活動ではないでしょうか。主に特養ホームやデイサービス、グループホーム等の高齢者介護施設に訪問します。
セラピードッグを見ると自然と笑顔がこぼれたり、犬に話しかけたり、お隣さんとの会話も弾み発語が増えます。抱っこして撫でたり、自ら歩み寄ったりと自発的動作も大きくなります。表情や機能回復の手助けをし、QOL(生活の質)の向上を目的とします。
活動性や意欲が低下している高齢者の方は、会話も少なく表情の変化も乏しくなります。身体機能の低下等も重なり、日常生活がスムーズに行われなくなると、不安や苛立ちなど精神的にも不安定になります。「アニマルセラピー」によって犬と触れ合うことで穏やかな表情になったり、精神的な安定をもたらす効果があります。
実際に行われた研究によって、精神的ストレスがあると上昇するホルモン「アミラーゼ」の数値が、アニマルセラピーを実施した後に下がっていることが確認されました。ストレスの緩和やうつ状態の改善に効果があると言えるのではないでしょうか。
また、犬に話しかけたり、犬を飼ったことのある方は昔のことを回想したりと、脳の活性化にも繋がることで、認知症の予防、軽減にも効果が期待されます。
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