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動物介在療法について
欧米では、病院の廊下をセラピードッグとハンドラーが歩いている光景は珍しくありません。ドイツに於いてはおよそ6割の病院が、一般診療として治療に動物を介在させています。また、アメリカやイギリス等のアニマルセラピー先進国では、その治療行為が公的に認められています。
犬を介在することで、まずは医療従事者(ドクター・ナース・PT・OT等)と患者さんとのコミュニケーションがスムーズに取れるようになります。治療やリハビリに対しても、前向きに取り組む姿勢が見られ、患者さんの励みになるのではないでしょうか。
小児病院に対しての導入を見ると、痛い、辛い治療にも、傍らにセラピードッグが寄り添うことで頑張れたり、長期入院でも、セラピードッグと一緒に過ごす時間は楽しそうです。そして何より、そんなお子さんの笑顔を見るお母さんの気持ちも、きっと癒してくれると思うのです。
セラピードッグとのふれあいによって、薬の量が増えがちな精神疾患に於いても、ホルモンの影響を上手く活用し、減薬、非薬物療法が期待されます。高齢化が進む現在、認知症の方も当然増加していますが、表情の乏しくなった方に笑顔が戻ったり、自発的な行動や発語も見られるなどの効果も確認されています。犬を通してのコミュニケーションも円滑になります。
動物介在療法は、医療従事者を通して治療の目的に沿ったプログラムを作成し、効果判定をしていきます。
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